「物流企業こうすればもっと儲かる」【兵站】筆者:廣田幹浩
三国志は皆様読んだことがおありだろうか。
私は中国の歴史に大変興味があり、読み返す機会がかなり多いのだが、
それはロジスティクスに関連するところが多いからである。
やはりおもしろいのは、蜀・諸葛孔明と魏・司馬懿仲達との戦いであろう。
ここで孔明のロジスティクスが背景にある。
孔明は何度も祁山(きざん)に陣取って戦う。蜀から大群を率いて祁山に
滞在していた。
大群の兵は大量の食料を消費する。蜀から剣閣までの輸送は問題が
ないので、剣閣に食料は山と積まれているが、地形的に剣閣から祁山
までは悪路と山岳続きで、牛馬も疲れ、車も使えず輸送がうまく
いかなかったようだ。
蜀軍の問題は「兵糧と輸送の問題」だった。
祁山はいつも食料不足でしたが、休戦し停滞中の孔明には秘策があった。
孔明は、再度の出陣に際して“木牛流馬”という糧運専用の新兵器と共に
出陣することにし、「兵糧と輸送の問題」を解決するために、“木牛”と
“流馬”とよぶ二種の輸送機で食料を運搬してその問題を解消した。
“木牛流馬”とは、要は木製の輸送機。多くのものを載せることは出来るが
速度は遅い、しかし悪路と大量輸送には非常に適していた。
後方支援の方法と供給の方法の変更、また輸送モードの改善を企画し、
またそこにはオリジナリティが満載であった。
孔明は私の尊敬するロジスティシャンである。
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*このコラムは、ロジスティクスグループ配信の経営情報マガジン
「物流企業こうすればもっと儲かる」vol.477に掲載されています。
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