「物流企業こうすればもっと儲かる」【バイオ燃料展に参加して】 筆者:堀敦博
7月9〜11日、パシフィコ横浜において【Bio Fuel World 2008】が
開催されました。
バイオ燃料の精製装置やバイオマス活用術、今年で第二回を迎えた今回は、
来場客数が5420人(昨年は約4200人)、報道関係者が80人(同57人)と
20%以上も増え、二回目にして5000人を突破するほどの規模になりました。
ことだけをみても、年々バイオ燃料に対する注目度が上がってきている
のを感じます。
この展示会において、「バイオ燃料ビジネス経営相談コーナー」という
かたちで初めて参加させていただき、来場者様および出展者様など
合計80件ほどの経営相談をお受けしました。
様々なご相談がある中、最も多かったご相談内容は、「原油高騰で
どうしようもない・・・、バイオ燃料を安く安定供給できるような情報は
ないか?」というものでした。
特にバイオディーゼル燃料についてのご相談が多く、やはり物流会社や
工業、農業、建設関連などのボイラーユーザーは軽油・重油を大量に
消費する企業様にとって、化石燃料の代替となるバイオ燃料に注目が
集まるのは必至ですよね。
今般の原油高騰は最重要かつ緊急に対策すべき課題なのだなと実感
させられました。
ご相談いただいた皆様には、「バイオディーゼル燃料の安定供給源を
確保するための手法」をお伝えしました。
いま、日本においては、廃油(廃食用油など)を集めて、BDF精製機を
購入し、BDFをつくって・・・というBDFビジネスが限界にきています。
廃油そのものの単価が上がっていることに起因しています。
そもそも、廃油を頼りにしているのは日本くらいのもので、EU諸国や
北米ではほとんどがバージンの植物オイルからBDFを精製しています。
日本の企業も、人件費や土地の関係から国内で事業化できないので
あれば、海外の企業や土地所有者とタイアップしながらバージンオイルの
安定供給源確保をすすめるべきでしょう。
他に多かったご相談は、「こんな技術(製品)をもっているが、どこか
よい売り先やパートナー企業はないか?」という内容でした。
立ち上げ期のビジネスが多い環境ビジネスにおいては、やはり皆さんが
パートナー企業を探していらっしゃることをあらためて認識しました。
せっかくの良い商品も、市場へ投入していなければもったいない!
パートナー企業とともに技術の補完や顧客開拓を進めていただかなければ
なりません。
多くのバイオ燃料ビジネスが交流したバイオ燃料展、
去年より今年、今年より来年とどんどん注目度が高まっていくのは
間違いなさそうです。
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*このコラムは、ロジスティクスグループ配信の経営情報マガジン
「物流企業こうすればもっと儲かる」vol.471に掲載されています。
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