ターゲット顧客層と同じ行動を取ってみて、ニーズを把握する行為は、
売り手ができる限り実行しなければならない重要なことである。
自転車による来店割合の高い小商圏型店舗に、無料自動空気入れ機を
設置すると、確実に来店客数が増加する。
土日などは、その前に長蛇の列ができるくらいである。
ある調査によると、世にある自転車の5台に1台は、タイヤに充分な
空気が入っておらず、快適に走行できないらしい。
しかし、そのためだけに自転車店へ行くのは面倒だし、自宅でも、
特にマンションの上層階に住んでいる人は、いちいち空気入れを
持って昇り降りするのもたいへんだ。
そして、タイヤは空気の抜けたままになる・・・。
そのようなニーズをとらえ、確実に客数を増加される策として、無料
自動空気入れ機の導入を、ある企業が小商圏型店舗に提案している。
ところが、営業の進捗はそう思わしくないようである。
なぜなら、検討主体となる先方の企業の幹部の多くは、普段自転車に
乗らないため、ピンと来ないのだという。
導入するか否かは別としても、そういった姿勢はまずいと感じる。
常にでなくても、自分も自転車に乗ってみなければ、ターゲット顧客
層の生活ニーズは見えないだろう。
ターゲット顧客層と同じ行動を取ってみよう。
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