今のような売り手優位の採用市場においては、定着率重視のスロー
リクルーティングを志向すべきである。
特に、大手企業と比較して知名度が高くない中小企業では、求職者と
企業の思惑がミスマッチする確率が高いため、ある程度の時間を
かけてお互いを知り合うことが重要だ。
その点から言えば、これから市場が買い手優位に変化していっても、
原則は変わらないだろう。
例えば、T運送社では、高校一年生を対象にしたインターンシップを
行なっているという。
実際に就職する2年以上前に、自社を知ってもらう取り組みをする
ことは、まさにスローリクルーティングである。
S運送倉庫社は、学校のキャリア支援部門宛に月刊のFAXニュース
レターを配信している。
これも、じっくり自社のブランドを創って浸透させる策だ。
既存のやり方、特にポピュラーな媒体を使った募集活動の中で、
オリジナリティを出して採用に成功し、その後の定着化を図るのは
至難の業である。
中小企業は、ぜひスローリクルーティングに取り組んで欲しい。
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