重大な決断において、「社員のみんなと相談して決める」などと言い、
本当に説得ではなく相談をするような経営トップの会社は、おおよそ
うまくいかない。
基本的に人間は変化を嫌うものだし、それが従業員にとって痛みを
伴うことだとしたら、なおさらである。
ノー残業デーや早朝会議など、数々の斬新な施策を打って、トリンプ
インターナショナルの業績を拡大させた同社元社長、吉越浩一郎氏は、
著書の中で次のように述べている。
> トップが自分の会社に必要だと確信し、本気で導入しようと思う
> なら、部下の言葉に耳を傾ける必要などありません。
> (中略)
> 組織を変えられるかどうかは、リーダーの決断にかかっていると
> 思ってください。その際、部下との軋轢を恐れてはいけません。
> リーダーがやるといったら絶対にやる、それでいいのです。
加えて、「リーダーは、成功するまであきらめてはならない」とも
言っている。曰く、「ものごとをほぼ100%の確率で成功させるのが
リーダーである」。
例えば、吉越氏は、「デッドライン」という手法を同社へ導入し、
完全に浸透させるまでに、10年かかったのである。
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